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ニュース「世界最小の恐竜卵、ギネス記録認定 兵庫県丹波市で発見」2020.8.5

なんとも嬉しいニュースが飛び込んできました!

「世界最小の恐竜卵、ギネス記録認定 兵庫県丹波市で発見」

どんどん、こういう発見が出てくるとイイですね。

こんにちは。
白亜紀が好き!です。

日本で見つかった恐竜の卵化石が、なんと!世界最小!

大きければ良いというもんじゃありません。

しっかりと恐竜の卵であることが確認できたのならば、全然問題ありません。
いや、むしろ世界で一番小さいってのも、目立っていいです。

 

こうしてコツコツと小さい実績を積み上げていくことが、研究していくうえで大事なことなのでしょうね。

研究をなさっている、当事者の皆さんは大変だと思いますが。

でも、古生物研究者を目指している若者たちにも大いに励みになりますよね。

 

世界最小の恐竜卵、ギネス記録認定 兵庫県丹波市で発見

兵庫県人と自然の博物館(同県三田市)と筑波大は5日、同県丹波市山南町の篠山層群で見つかった世界最小となる恐竜の卵の化石がギネス世界記録に認定された、と発表した。

卵化石は長さ4・5センチ、幅2センチ。重さは推定約10グラム。今回初めて登録された記録で、発見を公表した後、ギネスワールドレコーズ(本社・英国)から申請を打診された。認定日は論文が公表された5月23日付。

卵化石は昨年1~3月の県の大規模調査で、前期白亜紀(約1億1千万年前)の地層から見つかり、発掘に貢献した地元住民の村上茂さん(75)にちなみ、「ヒメウーリサス(小さい卵の石)・ムラカミイ」と命名された。村上さんは「値打ちがついた。うれしいやら恥ずかしいやら」と喜ぶ。

筑波大の田中康平助教(34)=古脊椎動物学=によると、小さい卵は殻が薄くて化石として残りにくいため、貴重という。人と自然の博物館では31日まで、卵化石やギネス世界記録の認定証などを展示している。同館TEL079・559・2001 

神戸新聞NEXT HPより引用しました。
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202008/0013576130.shtml

「ヒメウーリサス(小さい卵の石)・ムラカミイ」

ですか。
ムラカミイ=村上さんですね。

とてもかわいらしい、世界最小にふさわしい命名だと思います。

それにしても、ここ数年の日本国内での発見ラッシュ(と言って良いのかな?)は凄いですね。

日本全国各地で発見が相次いでいます。

かつては、日本では大型恐竜は発見できない、とも言われていましたからね。

今回のは小さい、それも卵でしたけど。

関連記事:

dinosaur-cretaceous.hatenablog.com

 

記憶に新しいのは、カムイサウルス・ジャポニクスですが、それ以外にもちょくちょく見つかっているようです。

先日の福井でのスピノサウルス類の歯の化石も、体(body)の発見につながると良いですね~。

ぜひ、大型肉食恐竜の発見を!

関連記事:「フタバスズキリュウ」をめぐる研究者のもうひとつの物語

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